不動産を購入する際、土地や建物の面積は非常に重要なポイントです。しかし、この面積をどのように計測し、価格を決定するかには、大きく分けて2つの方法があります。それが「実測売買」と「代金固定型売買」です。これらの用語は聞きなれないかもしれませんが、不動産購入や不動産仲介を検討する際には欠かせない知識です。今回は、これらの売買方法の違いと、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

≪実測売買とは？≫
実測売買は、文字通り、土地や建物の売買において、その面積を実際に測定し、その測定結果に基づいて売買代金を決定する方法です。例えば、売りに出されている土地を実際に測定した結果、広告や登記上の面積よりも大きかったり小さかったりすることがあります。この実測面積をもとに、最終的な売買価格が算出されます。つまり、実測売買では、実際に手に入れる土地や建物の「本当の大きさ」に応じて代金が決まるため、購入後に面積の違いによるトラブルを避けることができます。

≪代金固定型売買とは？≫
一方、代金固定型売買は、土地や建物の売買において、登記上の面積（登記面積）をもとに売買代金を確定する方法です。この場合、実際に土地や建物を測定して面積が登記面積と異なったとしても、売買代金の調整は行われません。つまり、売主と買主は最初から登記面積を基準に取引を進め、その面積に基づいた価格で合意します。これにより、取引がシンプルになり、売買過程での面積に関する交渉が不要となります。

≪不動産売買で注意すること≫
不動産購入や不動産買取を検討する際、実測売買と代金固定型売買のどちらを選択するかは、その物件に対する価値観や、リスクをどの程度受け入れられるかによります。実測売買は、購入後の不安を少なくすることができる一方で、測定によっては想定外の価格変動があるかもしれません。代金固定型売買は、取引がスムーズで予測しやすい反面、登記面積と実際の面積に差があった場合のリスクを負うことになります。


不動産購入、不動産仲介、不動産買取を安心して行うためには、これらの売買方法の特徴を理解し、自分にとって最適な選択をすることが重要です。また、住宅ローンの選択にも影響を与える可能性があるため、専門家としっかり相談することをお勧めします。不動産のプロフェッショナルとして、CONNECT ESTATEはお客様の不動産取引を全力でサポートします。不安や疑問があれば、ぜひ私たちにご相談ください。あなたの大切な不動産購入を、安心と信頼の上で進めるお手伝いをいたします。