不動産売却を控えた方へ。売却物件の法的チェックガイド。抵当権の有無、接道義務、用途地域などの法令上の制限、契約不適合責任、告知事項といった、売却後のトラブルを防ぐために必須の確認事項を解説します。

トラブルを未然に防ぐ。売却物件の法的チェックガイド

法的リスクの確認が、安全な売却を約束します 🛡️

不動産売却を成功させるには、物件の価格や魅力だけでなく、法的なリスクを事前にチェックし、買主に正確に伝えることが不可欠です。売却後に法的な問題が発覚すると、契約解除や損害賠償といった大きなトラブルに発展する可能性があります。 このページでは、あなたが安心して取引を進めるための、売却物件の法的チェック項目と、重要な確認事項を解説します。

 



1. 権利関係に関するチェック


物件の所有権や、借金の担保が設定されていないかを確認します。

 

所有権の確認

・登記簿謄本 ぜんぶ事項証明書 を取り寄せ、売主と登記上の所有者が一致しているかを確認します。相続が発生している場合、売却前に相続登記が完了している必要があります。

 

抵当権 たんぽ の確認

・住宅ローンなどの借入金に対する抵当権が設定されていないかを確認します。売却時には、原則として買主に引き渡す前にローンを完済し、抵当権を抹消しなければなりません。

 



2. 法令上の制限に関するチェック


その土地や建物に、どのような制約が課されているかを確認します。

 

建築基準法上の義務

・接道義務 敷地が幅4m以上の建築基準法上の道路に2m以上接しているかを確認します。これを満たさない再建築不可物件は、売却価格が大幅に下がる要因となります。

 

都市計画法上の規制

・用途地域 その土地に建てられる建物の種類や用途 例 住居専用地域 商業地域など を確認します。用途が制限されている場合、買主の計画に影響が出る可能性があります。

・建ぺい率・容積率 敷地に対して建てられる建物の面積や規模の上限を確認します。

 



3. 物件の状態と境界に関するチェック


売却後に発覚する欠陥に関する責任の範囲を確認します。

 

契約不適合責任 けいやくふてきごうせきにん

・売却した物件が、契約書に記載された内容と異なっていた場合 例 引渡し後に雨漏りやシロアリ被害が発覚した場合 売主が負う責任です。

・買主とのトラブルを避けるためにも、売主側で把握している不具合は全て書面で開示することが重要です。

 

境界の明示

・戸建てや土地の売買の場合、売主様は買主様に対し、隣地との境界を現地で明示する必要があります。

 

心理的瑕疵の確認

・物件内で過去に自殺や事件、火災などがあった場合は、心理的瑕疵として買主に告知する義務があります。この告知を怠ると、契約不適合責任を問われる可能性があります。

 



専門家への相談を強く推奨


売却物件の法的チェックは、安全な取引の根幹であり、専門的な知識が必要です。特に複雑な案件や不安がある場合は、不動産会社の担当者だけでなく、必要に応じて司法書士や弁護士などの専門家にも相談し、トラブルのない売却を進めることをお勧めします。


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