不動産、つまり家や土地を売るときには「税金」がかかります。これを知らないと、後で「こんなにお金を払うの？」とびっくりするかもしれません。ですので、税金のことを簡単に知っておきましょう。これも不動産取引に注意することの一つです。

1. 売った利益にかかる税金
家や土地を売って得た利益にかかる税金を「譲渡所得税（じょうとしょとくぜい）」と言います。たとえば、1,000万円で家を売ったとしても、そのお金全てに税金がかかるわけではありません。家を買った時の金額や、売るためにかかったお金（手数料など）を引いた「利益」に対して税金がかかるのです。

2. 所有期間による税金の違い
売る前に家や土地をどのくらいの期間持っていたかによって、税金の金額が変わります。
- 5年以下: 短期譲渡所得として高い税金がかかります。具体的には、利益に対して約39%の税金です。
- 5年以上: 長期譲渡所得として、税金は少し低くなり、約20%です。

3. 特別な控除
もし、自分が住んでいた家を売る場合、利益から3,000万円を引くことができる特別な制度があります。この制度を使えば、3,000万円以下の利益なら税金がかからないこともあります。

4. 税金の例
たとえば、あなたが5,000万円で家を買って、その家を10,000万円で売ったとします。売るために500万円かかったとしたら、利益は4,500万円です（10,000万円 - 5,000万円 - 500万円 = 4,500万円）。この利益から3,000万円を引くと、残りの1,500万円が税金の対象になります。これに対して短期譲渡所得なら約39%、長期譲渡所得なら約20%の税金がかかります。

不動産を売るときの税金は、どれだけ利益が出たかや、どれくらいの期間その家や土地を持っていたかによって変わります。少し難しく感じるかもしれませんが、正しい知識を持つことで、無駄な税金を払わずにすむこともあります。税金についてもっと詳しく知りたい場合は、税理士などの専門家に相談すると良いでしょう。

不動産を売ろうと思っている方へ、まずは税金のことをしっかり理解しておきましょう。わからないことがあれば、私たちがサポートしますのでお気軽にご相談ください。